名残惜しさ
黒田五寸人参。
もうじき終了ということなので名残惜しく、じっくりと天日干しして保存したいと思います。
土に埋まっていた部分と、土から出ていて茎と繋がっていた部分を1片に納められるように
切ります。
一つ一つに中庸さを込めたいのです。
この人参は昔っぽい人参の香りと甘さを併せ持っていて、蒸したり、焼いたりと塩だけで本当に美味しいので今季もたくさんの嬉しいお言葉を頂きました。
元々は三寸、四寸など短いものから長いものまでバリエーションがあった人参。
もちろん残っている品種もありますが、やはり使いやすいサイズが多くの方に愛されるという今日この頃。
また来季に出会える程とは違いますが、この何とも切ない感情は、消滅していく品種への名残惜しさなのかもしれません。
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